にゃんこ的懐柔方法なのだ

上ってはいけない場所に上るとか。
食べてはいけないモノを食べるとか。

 

とかく家のネコどもは、やってはいかんと言い聞かせたことを、これでもかとばかりにおやりになる。
やってはいけないことを分かった上でおやりになるので、始末が悪い。

 

そんな事をなさると、当然こちらの方も、それなりの対処をしなくてはいけない。
具体的にいうと、怒りながらつかまえてオシリ叩き、である。

 

「くぉらーー!何しとんじゃ、おどれら!やっていい思とんのんかーー!」

 

といった感じで、言ってる事だけ聞くと、まんまVシネマである。
気分は小沢仁志なのである。
ワイルドな漢の魅力なのである。

 

そんなイメージで怒鳴りつけていたら、当然ネコは逃げるのである。
脱兎、である。
ネコのくせにウサギて…とツッコミたくなるが、それはまあ抑えて。
逃げて逃げて、座卓の下だの、荷物の向こう側だのに隠れるのである。
もちろん、手は届かない。
後ちょっとなのに、届かない。

 

もちょっと小さい頃は、簡単につかまえて、オシリを叩く→トクトクと言い聞かせる→抱きしめて頬ずりしつつ仲直り、のコンボが楽だったのに。

 

まあ、そもそも怒鳴りながらつかまえようとしてたら、何をされるか丸わかりなのだ。
もともと悪い事したと自覚があれば、そりゃー逃げるわな。うん。

 

…なんて思って、しばらく放っておくと、そーっと隠れ場所から出てくる。
こっちの顔色をみながら、そそーっと近づいてくる。
なるべく視線を合わせないようにしていると、手だの足だのに、スリッと頭をこすりつけてくる。

 

そこでネコを撫ででやると、なんと、ヒザの上に上ってくるではないか。

 

いやー、とーちゃんは全然怒ってないよーとか、デレッとする自分を自覚しつつ、ヒザ上でゴロゴロするネコを撫で続けるハメにおちいるのだ。

 

おそろしや、にゃんこ。

 

 

…まあ、かわいいからいいとするぜ(懐柔され済)。